テレビCMで「キントーン♪」というフレーズを耳にしたり、取引先から「うちはkintone入れたよ」と聞いたりすることが増えていませんか?
「なんとなくITっぽいツールらしい」「業務改善に良いらしい」――そこまでは分かっていても、「結局、kintoneで何ができるの?」という疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ITの専門知識がなくても「なるほど、そういうことか!」と腹落ちしていただけるよう、kintoneの正体と具体的な活用イメージを分かりやすくお伝えします。
kintoneとは、一言でいうと「自分たちで作れる業務システム」
kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型の業務改善プラットフォームです。
……と言われても、ピンとこないですよね。もっとかみ砕くと、こういうことです。
レゴブロックのように、自社の業務にぴったり合うシステムを、
プログラミングなしで自分たちで組み立てられるツール
たとえば、顧客管理の仕組みが欲しければ「顧客管理アプリ」を作る。日報を効率化したければ「日報アプリ」を作る。必要なパーツ(入力項目やボタン)をドラッグ&ドロップで画面に並べるだけで、自社専用の業務アプリが出来上がります。
「でも、それって難しいんでしょ?」と思われるかもしれません。実は、200種類以上のサンプルアプリ(テンプレート)が最初から用意されていて、それを選ぶだけでもすぐに使い始められます。さらに、今お使いのExcelファイルを読み込んで、そのままアプリに変換することもできます。
※ サイボウズ公式発表(2025年8月時点)に基づく
kintoneで「何ができる」のか? よくある3つの活用シーン
kintoneのメリットは、「これまで手作業やExcelで頑張っていた業務が、驚くほどスムーズになる」こと。ここでは、多くの企業が最初に取り組む代表的な活用例を3つご紹介します。
活用例 1 : Excelの顧客管理から卒業する
「顧客リストはExcelで管理しています」という会社は、今でも少なくありません。Excelでの管理には、こんな「あるある」がつきものです。
- 誰かがファイルを開いていると編集できない
- 「最新版はどれ?」とファイルが乱立する
- 担当者が変わると引き継ぎがうまくいかない
- 外出先からスマホで確認できない
- 複数人が同時にアクセス・編集できる
- 常に最新データを全員が共有
- 対応履歴もコメントで紐づけ
- スマホからいつでも確認・入力OK
活用例 2 : ハンコ待ちをなくすペーパーレス稟議
「稟議書を印刷して、上司のデスクに置いて、ハンコをもらって回す」。この作業に何日もかかった経験はありませんか? 上司が外出中なら承認は翌日以降。出張が重なれば、さらに数日待ち。その間に案件の鮮度はどんどん落ちていきます。
- 印刷 → 押印 → 回覧で数日かかる
- 上司が不在だと承認が止まる
- 書類の保管場所を取る
- 過去の稟議を探すのが大変
- 申請 → 通知 → 承認がオンラインで完結
- 外出先でもスマホからワンタップ承認
- ペーパーレスで保管の手間ゼロ
- 過去の稟議も検索一発で表示
建設業の熊本利水工業様では、kintone導入で紙運用からのペーパーレス化を達成しています。(サイボウズ公式事例より)
活用例 3 : バラバラだった日報を一か所に集約
日報の運用方法は会社によってさまざまです。メールで送る会社、Excelに記入する会社、チャットに書く会社……。どのやり方にも共通するのは、「日報が散らばって、後から振り返りにくい」という問題です。
- メール・Excel・チャットに分散
- 過去の内容を振り返りにくい
- 上司が確認するのに手間がかかる
- 報告のためだけの会議が発生
- 全社員の日報が一か所に集まる
- キーワード検索で経緯がすぐ分かる
- ダッシュボードで一覧をさっと確認
- コメントでその場にフィードバック
kintoneのメリットを整理すると
プログラミング不要
ドラッグ&ドロップやExcel読み込みでアプリを作成できる
すぐに始められる
200種類以上のテンプレートから選ぶだけでもOK
情報の一元管理
バラバラだったデータや書類をクラウドに集約
どこからでもアクセス
PC・スマホ・タブレットから利用可能
柔軟に変えられる
業務の変化に合わせてアプリを修正・追加できる
拡張性が高い
400種類以上のプラグインや外部サービスとの連携が可能
大事なのは「ツールを入れること」ではなく「自社に合わせること」
ここまで読んで、「kintoneって便利そうだな」と感じていただけたなら嬉しいです。ただ、一つだけお伝えしたいことがあります。
ここが重要!
kintoneは「入れれば自動的に業務が良くなる魔法のツール」ではありません。
kintoneの本当の力を引き出すには、「自社の業務フローのどこに課題があるのか」を整理し、「どのようにアプリを設計すれば現場が本当に使いやすいか」を考えるプロセスが不可欠です。
逆にいえば、この「業務の棚卸しと設計」さえきちんとできれば、kintoneは中小企業にとって非常に心強い業務改善のパートナーになります。
「何から始めればいいか分からない」方へ
私たち興栄コンサルタントは、kintoneのサイボウズ公式パートナーとして、数多くの企業様の業務改善をお手伝いしてきました。
大切にしているのは、「現場に寄り添う伴走支援」です。
- 「Excelの管理が限界だけど、何から手をつければ…」
- 「kintoneが良さそうなのは分かったけど、うちの業務に合うの?」
- 「過去にITツールを入れて失敗したから不安…」
そんなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
ちょっとした疑問レベルのご相談でも大歓迎です。